秋古馬三冠で強豪馬達が魅せる素晴らしき走りとは

JRAのレースにおいて、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念の3つのレースを合わせて秋古馬三冠と呼びます。
この秋古馬三冠には文字通り一線級の馬たちが集結し、毎年名勝負を繰り広げてくれます。これらレースを目がけて前哨戦が行われます。
9月に中山競馬場で行われるオールカマーや、天皇賞秋と同じ開催の開幕週に行われる毎日王冠をひと叩きの場として出走し、秋古馬三冠に照準を合わせる馬が多い傾向にあります。
ただし、8月の札幌競馬場の札幌記念を前哨戦とし、そこから2か月後の天皇賞に臨んで来る馬もいます。
いずれにせよ、各有力馬の陣営は各馬の体調に合わせた調整を行ってきますので、多くの強豪馬が最高の状態で挑んできますし、激しい戦いが繰り広げられるのです。
また、まれに古馬に交じって3歳馬が出走してくることもあります。
この時期の3歳馬と言えば、牡馬の場合、3冠クラシックの最後のレースである菊花賞を目指す馬が多いです。
しかし菊花賞は京都競馬場の3000メートルという長丁場でのレースのため、血統背景からそこを見送って適距離と思われる2000メートル前後のレースに出走してくる3歳馬もいます。
1996年の天皇賞秋を制したバブルガムフェローがこのタイプにあたります。
この馬は3歳秋の初戦に毎日王冠を選んでおり、そこで3着した後、見事に天皇賞では古馬を蹴散らして勝ってしまったのです。

この天皇賞の後4週間後にジャパンカップが行われます。
かつてこのレースが発足した当初はJRA所属馬は外国馬に歯が立ちませんでしたが、1980年代の後半頃からは互角の戦いが出来るレベルになり、
現在では日本馬が上位を独占することも珍しくなくなりました。
また、1989年には当時のアイドルホースであったオグリキャップが、前週のマイルチャンピオンシップから連闘で臨んできて2着に好走するという離れ業を見せたこともあるのです。

ジャパンカップが終わると年末はJRAで最大の盛り上がりをみせる有馬記念があります。
このレースは普段馬券を買わない人も多く参戦し、毎年日本中が注目するレースになっています。
秋古馬三冠の最後のレースですが、過去の2走での激走の疲れがたたり、思わぬ凡走をする馬がいたり、逆に近走の不振が嘘のような復活劇を見せた馬も過去にはいました。
また、1993年にはトウカイテイオーが1年ぶりの出走で見事に引退レースで勝利するといったドラマもありました。